スクリューキャップ ②
2009年05月05日


2回目はそのメリットとデメリットについてです。

① 開栓が容易。
② ブショネ(コルクの劣化によるワインのダメージ)の回避。
③ 立てて保管出来る。
・・・などがあげられます。
続いてデメリットは・・・
① 見た目が安っぽく見える。
② 長期の熟成に耐えられるかデータ不足。

メリット②でしょう。
せっかくのワインが栓のせいでダメージを受けるのは
経営的にも、心情的にも納得し難いことです。
消費者にとって最も重要なポイントは、
デメリット①だと思います。
ワインはただ酔えればいいというアルコール飲料ではなく、
ワインを飲むという雰囲気が重要な飲み物です。
ソムリエナイフを使い、抜栓する”間”もワインの美味しさの一部です。
スクリューキャップを 『プチッ』 ではちょっと興ざめですネ(笑)

ペットボトルや紙パックのワインが普及している国々はともかく
日本ではワインは特別なムードを持ったお酒、
という認識が一般的のようです。
利便性をとるか、雰囲気をとるかは個人の価値観ですが
現時点では雰囲気をとる方が多いようですネ。
※ 写真は左から、スクリューキャップ、合成コルク、天然コルクです。
Posted by 葡萄酒家&テリーヌテリーヌ at 02:34│Comments(2)
│ワイン
この記事へのコメント
フランスに行った時、フランス人の知人がテイスティングをした後、
「No cork taste.」 ※厳密にはこれの仏語
と言ってました。やはり現地でもかなりの確率でブショネはあるんでしょうね。
「No cork taste.」 ※厳密にはこれの仏語
と言ってました。やはり現地でもかなりの確率でブショネはあるんでしょうね。
Posted by iriek
at 2009年05月05日 10:34

iriekさん
ワインが日常のフランスでは
ブショネも日常で
クレームにすらならないそうです。
ワインが日常のフランスでは
ブショネも日常で
クレームにすらならないそうです。
Posted by 葡萄酒家 at 2009年05月05日 18:02