スクリューキャップ ②
ワインのスクリューキャップのお話、
2回目はそのメリットとデメリットについてです。
まずメリットは・・・
① 開栓が容易。
② ブショネ(コルクの劣化によるワインのダメージ)の回避。
③ 立てて保管出来る。
・・・などがあげられます。
続いてデメリットは・・・
① 見た目が安っぽく見える。
② 長期の熟成に耐えられるかデータ不足。
ワインの生産者、販売者にとって一番重要なのは、
メリット②でしょう。
せっかくのワインが栓のせいでダメージを受けるのは
経営的にも、心情的にも納得し難いことです。
消費者にとって最も重要なポイントは、
デメリット①だと思います。
ワインはただ酔えればいいというアルコール飲料ではなく、
ワインを飲むという雰囲気が重要な飲み物です。
ソムリエナイフを使い、抜栓する”間”もワインの美味しさの一部です。
スクリューキャップを 『プチッ』 ではちょっと興ざめですネ(笑)
ワインが水替わりで、
ペットボトルや紙パックのワインが普及している国々はともかく
日本ではワインは特別なムードを持ったお酒、
という認識が一般的のようです。
利便性をとるか、雰囲気をとるかは個人の価値観ですが
現時点では雰囲気をとる方が多いようですネ。
※ 写真は左から、スクリューキャップ、合成コルク、天然コルクです。
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